【第一巻】20人の愛用マグカップ|おしゃれでかわいい自分だけの相棒
朝食と昼食のあとにコーヒー。3時の休憩に紅茶。眠れない夜に飲むホットミルク。そんなときに寄り添ってくれるマグカップって、自分だけの相棒みたいな存在ですよね。
あの人は、どんなマグを使って、どんなものを飲んで、どんな時間を過ごしているのかな?
「マグカップ図鑑」は、そんなハテナをたどるコーナー。
愛用マグにまつわるエピソードから垣間みえる、その人のセンスや暮らしぶりを楽しんでください。
北欧ブランドのマグカップ
今やジャンルとして定着した北欧ブランド。
インテリアにこだわる人はもちろん、食器好きさんにも大人気。
イッタラのティーマ:ネコロスさん(会社員ブロガー・イラストレーター)
北欧フィンランドのブランド・イッタラのティーマシリーズは、シンプルスタンダードかつ現代的なデザインで、日本でも大人気。
カラー展開が豊富なのも嬉しいポイントです。
「安いからこれでいいか」とセール時に買ったマグカップでしたが、10年間愛用していくうちに伴侶動物のような愛着がわいてきたとのこと。
もし割れてしまったとしたら、私はとても落ち込むでしょう。
もちろん、同じ見た目のものは再び手に入ると思います。
でも、長く使ってきたモノならではの「氣」みたいなものって、あるんじゃないかと。
「長い年月を経た道具に神や霊が宿る」=付喪神(つくもがみ)が日本古来より伝わっていますが、あながち迷信ではないように感じています。
これからさらに年月を経ると、手や足がにょきっと生えるのかもしれません(笑)
アラビアのスンヌンタイ:カジテレママさん(ブロガー)
フィンランド語で「日曜日」を意味するスンヌンタイ。
独特のデザインとカラーバランスで、レトロかつ大人かわいい印象を与えてくれます。
350mlと大容量なこともあり、ひとりでゆっくり過ごすときに使うのだとか。
家族と一緒に楽しむ時間はもちろん大切ですが、ひとり時間も必要。
一人っ子ゆえにひとりで過ごすことに慣れているし、テレビオタクゆえに誰にも邪魔されることなく好きな番組を見たいと思っていて。
このマグカップは、そんなときの相棒になっています。
アラビアのムーミン:三好真梨子さん(OLブロガー・キャンドル作家)
アラビア社のムーミンマグは、とにかくデザインが豊富。
毎年必ず新作が発売され、コレクターズアイテムとしても人気があります。
フィンランドに住んでいる彼からムーミンマグをプレゼントしてもらったことがきっかけで、ムーミンもフィンランドも大好きになった三好さんは、今では「自称ムーミンバレーパーク公式HPより詳しい非公式ライター」としてムーミンバレーパークの情報を発信するブロガーさんに!
自作のキャンドルに火を灯して、ゆっくりとフィンランドの旅行のガイドブックを読んだり、彼と楽しんだ旅行の写真を眺めたり。
温かい紅茶を飲みながら過ごすこのひとときに、幸せを感じます。
マリメッコのウニッコ・ラシィマット:アウトロ北山さん(整理収納アドバイザー)
数多くある柄の中で特に人気なウニッコと、手描きドットがポップなラシィマット。
マリメッコのマグはギフト需要も高く、こちらも結婚祝いとして知人から頂いたものなのだとか。
柄が違えど違和感無く「ペアマグ」になるのは、独特な世界観のなせるわざ。
このマグカップを使ってコーヒーを飲むと、北欧の豊かな自然の中にいるかのような雰囲気になります。
アラビアのパラティッシ:三田みどり(台所図鑑管理人)
現在はイッタラグループの傘下に入っているアラビア。
そのブランド名は知らなくとも、特徴的なこの柄を見たことがある人も多いのでは?
独特なタッチと色付けで花や果実が描かれたパラティッシは、ブラック・パープル・イエロー(カラー)の3色展開。
アラビアの中でも特に人気のシリーズです。
何を入れてもどこで飲んでもテンションを上げてくれる「かわいこちゃん」。
デスクやテーブルが華やかになります!
ガラス製のマグカップ
不思議と心奪われるガラス製マグ。
ヴィンテージものは、電子レンジ・食洗機非対応の場合も少なくないのでご注意を。
ファイヤーキングのキンバリー:三田みどり(台所図鑑管理人)
1941年に生まれ1986年に生産が終了した、アメリカ・アンカーホッキング社のミルクガラス製品ブランド・ファイヤーキング。
現在では復刻版も販売されているものの、ヴィンテージ品の人気は衰えることを知りません。
マニア心をくすぐる種類の豊富さで、長い年月をかけて収集されるコレクターが多いのも特徴です。
上でアラビアのパラティッシを紹介したのですが、実は今の愛用マグはこちら。我が家は食器類を置くスペースが広くないため、1IN1OUTで購入。
吹き付け塗装タイプはグラデーション具合によって大きく表情が変わることもあり、たくさん並ぶキンバリーを目の前にどれにするか迷ってしまいました。
このマグで朝食代わりのカフェラテを飲みながら、毎朝パソコン作業を進めています。
オールドパイレックスのスノーフレークとクレイジーデイジー:TAKAHIROさん(運送業)
パイレックスは、アメリカのガラスメーカー・コーニング社のミルクガラス製ブランド。
1920年~1980年代に製造されたものは「オールドパイレックス」と呼ばれ、ファイヤーキングと同じく世界中のコレクターに愛用されています。
アメリカンアンティークが大好きで、オールドパイレックスやヴィンテージのファイヤーキングの食器をたくさん集めています。
写っているマグカップは、そのごく一部。
飾って楽しむだけの人も少なくないみたいですが、僕は器としての役目をまっとうさせてあげたい派。
その日の気分でアレコレ変えながら、日常的にじゃんじゃん使っています。
スターバックスの2022ハロウィングッズ:らいこてさん(ネイリスト)
黒猫好きさんがこぞってチェックするという、スターバックスのハロウィングッズ。言わずもがな、らいこてさんもそのうちのひとりです。
毎年さまざまな黒猫モチーフが発売され、早期完売のアイテムも多いのだとか。
内側にうっすら浮かぶ結露が、マグに注いだホットドリンクの温かさを際立たせます。
今年のグッズも全部かわいかったのですが、そのなかでも特に私好みの黒猫!発売日を待って急いで購入しに行きました。
コロンとした広口型のおかげで、洗いやすく倒れにくい点が気に入っています。
ドイツのSchott Verran製ヴィンテージ:MARIKOさん(アーキテクト)
スイスでアーキテクトとして建築に携わるMARIKOさんは、大のアンティーク・ヴィンテージ好き。
愛用のマグもヴィンテージ品で、スイスでひとり暮らしをはじめた12年前、たまたま立ち寄った首都ベルンのブロカント(蚤の市)で見つけたものだそう。
中身がはっきり見えることもあり、見た目の華やかなハーブティーを飲むときに使っています。
寝る前にリラックスしたいときはもちろん、風邪気味のときにもゴクゴクと。
ヴィンテージならではの触り心地を、12年経った今でも楽しんでいます。
MARIKOさんは、以前「台所拝見」させていただいたヨコさんの同級生。
そんなふたりがこの度、アンティーク・ヴィンテージ雑貨を扱うネットショップをオープンされました。
気になるかたはチェックしてみてくださいー!!
ステンレス製のマグボトル・タンブラー
保温・保冷効果の高いステンレス製のマグボトルやタンブラーを、マグカップがわりに。
サーモス・キャプテンスタッグ・象印:ジルカスさん(サラリーマン)
温かいもの・冷たいものは、温度変化がなるべく緩やかであってほしい。そんなかたに人気なのは、やはりステンレス製。
サーモス・キャプテンスタッグ・象印などのマグ・タンブラーを、何を飲むかによって使い分けているというジルカスさんは、まさに「ステンレス製マグ」の猛者。
「色違いを会社でも愛用している」とおっしゃるのですから、更に驚きです!
おもに使っているのはサーモスのマグです。
最初に購入した360mlだと、目分量で淹れたコーヒーが薄くなることが多かったので、280mlを買い足しました。
この2種を、コーヒーとそれ以外で使い分けています。
断熱性を求めない時は、キャプテンスタッグのタンブラーを。
こちらには梅昆布茶を入れることが多いです。
スターバックス:おきさん(主婦ブロガー)
ご当地シリーズやシーズンものなど、オリジナル商品が数多く発売されているスターバックスのタンブラー。
ふと立ち寄った際にビビっときたり、ギフトとして購入した経験がある人も多いのでは?
おきさんいわく、保温性はもちろん軽く割れにくく扱いところが「次も同じ型を買いたい!」と思うほど気に入っている理由なのだとか。
毎朝の手帳タイムはもちろん、飼っている熱帯魚を眺めたり植物に話しかけるときなど、私にとっての「ほっこり」を楽しむための相棒です。
クリーンカンティーン:翁さん(ガジェットブロガー)
身体に無害なステンレスを使用しているだけでなく、中に入れた飲み物の温度がまったく変化しない真空断熱構造、そして鋼のような耐久性を持つというすぐれもの。
機能とデザインをとことん重視する翁さんが選んだのも納得です。
次の日まで氷が溶けず、ホットはあつあつのまま。
無駄なパーツが無いので手入れもカンタンで、パッキンを外して洗うだけ。故障・劣化の要因を可能な限り減らしたブランドの姿勢に魅力を感じます。
キャラクターのマグカップ
ティータイムを楽しくしてくれる、かわいいキャラクター柄のマグカップたち。
ドラゴンボールの孫悟空:カラーひよこさん(アルバイト)
なんとこちら、ゼリーとセット販売されていたマグカップ。
2013年に買い求め、愛用し続けること10年弱!
これだけ長く使い続けられる耐久性にも驚きです。
以前住んでいた家に引っ越した際、ほぼ全てのモノを処分してしまったこともあり、ぼくの持ち物の中では最も古い品。
さらにこの先使い続ければ、もっと味が出てきそうです。
ドラゴンボールのマグカップを愛用するおじいちゃんになって棺桶に入れたい。
スヌーピー:まいさん(専業主婦)
ミルクガラスのような透け感とイラストが相まって、アメリカンポップな印象を受けるマグカップ。
昔からスヌーピーグッズを愛用していたまいさんだけでなく、大のアメカジ好きなご主人もお気に入りなのだとか。
おもに私が使用しているのですが、未就学児2人と暮らしているので軽くて割れない素材の食器を選びがちで。もちろんこれもプラスチック製です。
子どもたちがもう少し大きくなったら、ヴィンテージのミルクガラスを集めてみたい!
ロゴ・マークが入ったマグカップ
企業のロゴや、シンボルマークが入ったマグカップたち。
Amazon.com:zelさん(ブロガー)
購入理由はシンプルに「Amazonのロゴが好き」だから。
表面だけでなく、内側上部にも小さくロゴが入っているのがポイントです。
休日の朝、ラジオを聴きながらコーヒーを飲む。そんなゆっくりとした時間が好きです。
ブログ執筆時の相棒でもあります。
メルセデス・ベンツ:鈴木マイラさん(モデル・ミセス日本の会)
さりげない主張が、エンボス調の魅力。
お母さまが正規ディーラーで購入したものを、ご自身の結婚を機に「お嫁入り」。
ピンクをマイラさん、アイボリーはご主人が愛用中です。
ラテを飲むときにホイップクリームをトッピングすると、カフェっぽくなってテンションが上がります。
お野菜があまり摂れなかった日は、伊豆諸島・三宅島産のあしたば青汁を豆乳で割ってグリーンジュースラテを作ることも。
スターバックス:大木奈ハル子(ブロガー)
やはり人気のスタバロゴ。
「気に入るマグに出会うまで」という理由で選んだのも納得な、インテリアに溶け込むシンプルなデザインです。
ミニマリストなので、温かい飲み物には全部これ。
コーヒー・紅茶・緑茶はもちろん、カップスープも。
トールサイズと大きいこともあり、ときには味噌汁も飲んじゃいます。
スターバックスのYOU ARE HERE COLLECTION:M.Nさん(会社員)
YOU ARE HERE COLLECTIONは「世界各地を訪問した思い出として持ち帰り、その土地での思い出を感じる」をコンセプトとしたシリーズ。
イチロー大好きM.Nさんは、メジャーリーグを観るためだけに訪米した各都市で購入したのだとか。
お土産で貰った物も含めて13個ほどありますが、一番のお気に入りはマーリンズの本拠地であるマイアミで購入したマグ。
毎朝のコーヒーはもちろん、サイズが大きいのでシリアルもお腹一杯食べられます。
イチロー好きな僕にとっては、マイアミと書いているだけでテンションが上がる最高のマグです。
オリジナル・ハンドメイドのマグカップ
手作業で丁寧に作られたものや、自分のためだけのオリジナル作品たち。
自作陶芸:猫丸さん(陶芸大好き主婦)
都内で陶芸教室を開いている猫丸さん。
愛用マグはもちろん自作で、大好きな海をモチーフに作られたもの。
大胆に描かれた大海原と、持ち手のクジラがポイントです。
「いっちん」という技法で立体的な模様を描き、泥彩と釉薬で絵付けしました。
朝にスープを入れたり、休憩時にコーヒーを淹れたり。
マグカップって、他の食器より生活に寄り添ったアイテムかもしれませんね。
オリジナルプリント:れもんはーとさん(長距離トラック運転手)
大ファンであるロックバンド「バイセーシ」のボーカリスト・病気マサノリさんの自撮り写真がプリントされたマグカップで、誕生日プレゼントとしていただいたもの。
病気マサノリさんに承諾いただいたうえで、親友が「グッズ化」してくれたのだとか。
親友からのプレゼント、しかも大好きなアーティストがぐるりと一周プリントされていることもあり5年間ずっと愛用中。
破天荒でコミカルでパンクな生き様と、愛嬌のある人間性が滲み出ている最高の愛用品です!
木製マグ・ククサ:AYANOさん(キャンドル教室講師)
ころんとしたフォルムが印象的なこちらのマグは、白樺の木をくり抜いて作られる「ククサ」というマグカップ。先住民族・サーミ人の伝統的な手工芸品です。
使用を重ねるうちに深みと色艶が出てくるようすは、エイジングを楽しむ革製品のような味わいがあります。
お店をオープンする際に、消費量が世界一多いキャンドル大国であるフィンランドの小物を取り入れたいと思い購入しました。
新しいキャンドルを考案するときやレッスンの合間の休憩中に、コーヒーを淹れてくつろいでいます。
皆さんご協力ありがとうございました!
第二弾もお楽しみに!