家族旅行にサーフィンに!コンパクトなキャンピングカーのキッチンを拝見
- インタビューさせてもらった人:ぼっちさん(40代男性/フリーランサー)
- どんな台所?:キャンピングカーのキッチン(ダイネットキッチン)
- キッチンの設備:水栓、シンク、カセットコンロ、冷蔵庫、電子レンジ
- 家族構成:ご本人、奥様、お子様、猫1匹(キャンピングカー旅行中、猫は高齢のため実家でお留守番)
※2021年12月時点の情報です
ミニマリストでコラムニストで整理収納アドバイザーの40代主婦。夫と猫と犬(聴導犬の候補犬)と1DKの激狭賃貸マンションで暮らしています。
連載:Yahoo! クリエイターズ・ガジェット通信・東洋経済オンラインほか
キャンピングカーで家族旅行したり、サーフィンに出かけたり
人はどのような生活観念を持って生活しているのか?その答えはズバリ、生活感が出やすいキッチンにあり!
ということで、十人十色な住人さんの「生き方」や「趣味趣向」を、家で一番生活感が出るであろうキッチンからノゾキミさせていただきます。
今回はちょっと番外編というか、変化球。
キャンピングカーのキッチンを拝見させていただきました。
499cm 幅207cmのトラックの荷台にFRPの部屋を乗っけた一般的にキャブコンと呼ばれるタイプのキャンピングカー。
乗車定員は7人、就寝定員は6人。
キャンピングカーの主人であるぼっちさんは、複業フリーランサー。
もともとサラリーマンとしてお仕事をされていましたが、お子さんが生まれてすぐのタイミングで退職されました。
副業でそれなりに稼げていでたので、会社が潰れたもんだと思って辞めました。
ちょうど子供が生まれてすぐだったので、育児の手伝いができるというのもあありました。
あのう、奥さまは反対されなかったんでしょうか?汗
新生児をかかえてよく辞めるのを妻が許してくれたと思います。
感謝してるが今でもよく理解できない、逆の立場なら止める。笑
キャンピングカーで家族旅行したり、ひとりでサーフィンに出かけたりと、年間30〜60日程度キャンピングカーで寝泊まりしています。
ネット環境さえあればお仕事できるということで、キャンピングカーに寝泊まりしながら大好きなサーフィンを楽しんで、その合間に仕事をすることも。
お仕事でいろいろご苦労もあるとは思いますが、お話を伺い羨ましくてたまらなくなっておりますよ、ええ。
湯沸かしと温め専用のコンパクトなダイネットキッチン
キャンピングカーのキッチンがこちら。
パッとみた感じ、予想以上にちゃんとお台所です。
濃いめの木目調のキッチンにグレーの石目調の天板の組み合わせは高級感アリ!
ぼっちさん曰く、『めっちゃ狭い。まともな料理は無理』というコンパクトなお台所。
キャンピングカーではダイネットキッチンと呼ばれます。
ダイネットとは「主に食事をしたり寛いだりするダイニングスペース」のこと。
キャンピングカーのキッチンで調理は難しいと判断し、基本的にお湯を沸かすのと、電子レンジのみを使用しています。
ダイネットキッチンで作るのはサトウのご飯、レトルトカレー、冷凍チャーハン、冷凍からあげ、肉まん、カップラーメンなど簡単なものだけと決めました。
一人暮らしを始めたばかりの大学生みたいですね。
キャンピングカー内での食事は補給。食事は旅行先で外食を楽しむべし。
カレーとか作ったことあるけど、お鍋洗うのが大変だったのでやめました。
長期の旅行だと水の確保が問題になるので、お鍋以外でも洗い物を出さないことを徹底。
食器やカトラリーなども、紙コップ、紙皿、割り箸、プラスチックスプーンなどすべて使い捨てを使用しています。
コックピットみたいな台所には、コンセントに冷蔵庫に電子レンジ収納を完備
キャンピングカーの台所は、料理をするスペースというよりは、キャンピングカーの全ての機能を集約した、生活のためのコックピットみたいな位置付けのようです。
ダイネットキッチンのシンク下、右サイドには電気系統の操作板や、エアコンのコントロールノブ、コンセントなどがひとまとめになっています。
キャンピングカーのコンセントとスイッチ類をひとまとめに
中央の引き出しは鍵付きで、貴重品の管理にぴったり。
その下は観音開きの扉は収納スペースに。
左サイドはなんと、冷蔵庫でした。
スウェーデンのDOMETIC社製で、90Lと容量もそこそこ。
DC12V駆動で冷凍庫も付いています。
ビルトインでキッチンと一体化しておしゃれです。
おそらくキャンピングカーで一番便利な装備なのでは?
キッチンの上の棚には電子レンジがすっぽり格納されていました。
電子レンジも便利。
キャンピングカーのキッチン照明はLED
ぼっちさんのキャンピングカーの照明はオールLED。
キッチンの照明ももちろんLEDです。
長期のキャンピングカー旅行はバッテリーとの戦いなので、消費電力が少なく助かっています。
あと、家庭用エアコンがついているのですが、思いのほか消費電力が少なくて非常に良かったです。
おまけ:キャンピングカーの電気について
冷蔵庫に電子レンジ、LED照明とまるで普通のお家のように電気のある暮らしをされているのですが、キャンピングカーの電気の供給ってどうなっているんだろう?
普通の自動車ならこんなに電気つかったらバッテリーあがっちゃうよね。
キャンピングカーは、車を動かすバッテリーの他に、照明や冷蔵庫に使用するためのサブバッテリーを搭載しているのですが、ぼっちさんの車にはそれに加えてご自身でソーラーパネルを取り付け。
現在は320Wのものを取りつけたがもう少し大きくしたいとのことで、旅行から帰ったら150Wのパネルを2枚増設する予定です。
620Wのソーラーパネルがあれば、晴天時ならエアコンを付けてもほぼバッテリーは減らないで運用できるはず。
さらにおまけ:キャンピングカーの建具のこと
このキャンピングカーのドアや窓などの建具や装備はほぼほぼ外国製なんです。
確かに外国っぽい。
日本にはない配色や質感でおしゃれです。
でも出来は非常に悪い。
すぐ壊れるし作りも雑、しかも高い(冷蔵庫が15万円)。
メイドインジャパンはないんですか…
日本のキャンピングカー市場は小さいんで、仕方ないかも。
お父さんはサーフトリップ中。参観日までには帰ります。
キャンピングカーを購入する前から車中泊旅行が好きで、頻繁にハイエースで1週間ぐらい旅していたぼっちさん、お子さんが4歳になった頃にキャンピングカーを購入したそう。
やはり日本一周というのはベタだけど「男のロマン」的なものがある。
あるある!わかります。
家族で8割ぐらい回ったところで、奥様が北海道にドハマリしたそうで、計3ヶ月ほど長期滞在。
その後お子さんの就学や緊急事態宣言などで、家族での長期旅行は難しくなってしまいました。
現在は我慢できずに妻と子をおいて一人でサーフトリップ中。
子供の授業参観までには帰る予定。
キャンピングカーもですが、ぼっちさんの生き様に男のロマンを感じます。
なおキャンピングカーは、リタイア後の夫婦や長めの休みが取れる人なら、とても面白いし楽に長期旅行ができるのでおすすめです。
ABOUT:ぼっち
複業フリーランサー。夏はサーフィン。冬はブログ。座右の銘は「お金持ちより時間持ち」
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