おしゃれは二の次、清潔が第一|みどり色大好きオウム飼い主婦のお台所
- 誰の台所?:三田みどり(30代女性/主婦・台所図鑑管理人)
- 間取り:リビングダイニングキッチン(キッチンは約2.5畳)
- 設備:サンウェーブのセクショナルキッチン/壁付けI型(約2100サイズ)
- お家と住人:築26年ファミリー向け賃貸マンション(2LDK)/夫婦とオウムなどの動物達
※2022年1月現在の情報です
この記事を書いたのは:三田みどり
アラフォー主婦で、このサイトの運営者。
エンリッチメントや動物行動学・応用行動分析学(ABA)を飼育下に取り入れ、バードライフアドバイザー2級を取得した愛鳥家でもある。
服飾雑貨業界で企画営業&生産管理をしていたこともあり、ものづくりに心動かされがち。
とにかく掃除を楽にしたい|オウムと暮らすために決めた部屋
人はどのような生活観念を持ち暮らしているのか?
その答えはズバリ、生活感が出やすいキッチンにあり!
十人十色な住人さんの「生き方」や「趣味趣向」を、家で一番生活感が出るであろうキッチンからノゾキミさせてもらおう!
という好奇心からスタートした「台所拝見」。
なんと今回は、台所図鑑管理人の私・三田みどりが主人公です。すんません。
キッチンも古くて使い勝手の悪いこの家に決めたのは、結婚前から飼っているでっかいオウムのためでした。
声が大きいので、普通のペット可物件ではご近所迷惑になります。
「声の大きいオウムが住める(ただし、物質的な防音対策は可能な限りおこなう)」に加え、「災害対策として、山・川・海から離れた場所」を条件にしたものの、予算内の物件は内覧すら断られまくる日々。
私が転勤族なので、マイホームという選択肢はありませんでした。
ノイローゼになるくらい断られるのはつらかったー!
そんな時、当時の同僚が「特殊な条件だし、地域密着型の方が大家さんとの繋がりは太いと思うから、ここに相談してみたら?」と、知り合いの不動産会社さんを紹介してくれました。
そちらの社長さんがさくっと探してくださった部屋を内覧させてもらったところ、今までの苦労は何だったのかというくらいベストな物件で即契約。
現在、いくつもの好条件が重なったオウム飼いにぴったりのRCマンションに住んでいます。
ってことで、キッチンが綺麗とか新しいとか全く望んでおらず、オウムとしあわせに暮らせる、自然災害の影響を受けにくいお家があればそれだけで良かったのです。
それでは、ぼくのために決めてくれたおうちのキッチン、さっそくごらんください!
掃除が面倒なら物を置かなければいい|ほこりと脂粉との戦い
我が家は、オウムの身体から大量に出る「脂粉」というこまかーい粉と戦いながら暮らしています。
私の相棒は空気清浄機と掃除機とエアダスター。
しかしこの脂粉、掃除しても掃除しても積もるほど出るのです。
うっかり掃除を見落とし続けてしまった箇所とか、指でピーってなぞるとごっそり取れちゃう。
そんなヤツと日々格闘する私なので、粉より大きな埃も気になるのは当然のこと。
埃、ダメ、ぜったい。ワタシ、ホコリ、キライ。
ただ、「埃が嫌い」と言っても決して潔癖なわけではありません。
「掃除しなきゃ…」と思わせられる存在として嫌いなだけで、実際の我が家は埃と粉が楽しそうにコンテンポラリーダンスを踊っています。
ワークテーブルの後ろはルンバの基地局。
横にあるコンロ下の収納は普段使用しない物を入れているので、開け閉めの邪魔になるようなこともありません。
滅びろ水あか
水で濡れる可能性のある物の下には、セリアで購入したマイクロファイバーのキッチンクロスを。
もちろん、他の箇所も水や汚れが飛ぶので、全体の掃除が必須なのは変わりないのですが、こればかりはもう自己満足です。
っていうか、敷かなければ恐ろしくて水を使いたく無いレベルです。
埃も嫌いだけど水あかも嫌い。理由は埃と同じです。
毎日シンク掃除されているかたをSNSなどで見ると、「すげ~~~!」とは思いますが決して真似はしません。
だってめんどくせぇもん。
キッチンワークトップが総エンボス加工な親友がいるのですが、遊びに行くたびに素晴らしさをアピールしています。
今からキッチンを選ぶ、ズボラ主婦のみなさん。
オプション金額払ってでもエンボスにすべきですよ!
本当は食洗器が欲しかったのですが、調理台に置くのは圧迫感があるし邪魔。
左サイドのスペースを有効活用したかったこともあり、結局ニトリの水切りラックで落ち着きました。
私、掃除と同じくらいデッドスペースが大嫌いなのです。
つまるところ、いかに掃除を楽にするかを考え、外に出す物は極力少なく、を第一のテーマにしています。
何かを置けば、その物も土台も綺麗にしなければいけません。
置いている物をわざわざ移動させ、土台を拭いて、また元の位置に戻す。
文字にすれば簡単ですが、最初から物が無ければ土台の掃除だけでOK。とてもシンプルだと思います。
油に対する嫌悪感は母譲り
私の油汚れに対する恐怖心・嫌悪感は母親譲り。
ハンバーグを焼いても鶏を揚げ焼きしても飛び散る油が気になって調理に集中出来ない。
空気中に飛散する油や後の掃除を想像すると頭痛がします。
では何故キッチンツールを油が飛ぶ真上に吊り下げるのか。
答えは単純。使用頻度が高い=洗う頻度が高いからです。
でも母には「お母さんは嫌やわ~~」と言われました。ソウダヨネー。
そんな私の救世主
- 岩谷(Iwatani)の「レンジガード」
当初はダイソーで買ったペラいアルミのガードを使っていたものの、結構なスピードで汚れていくので買い替えが面倒。
洗えて清潔感のある物は無いかとネットで探すと結構な数の商品がヒットしましたが、ステンレス信者の私が選んだのはこの商品。
無骨なイメージが拭えませんが、シンクの延長線上にあると思えば気になりません。
- ニトリの「油はね防止ネット」
フライパンやお鍋にこれを乗せるだけで油がはねにくくなる素敵なアイテム。
持ち手もステンなので火気に近い部分は熱くなるのと、洗うのが面倒に感じてしまうことがマイナスポイントですが、これが無いと生きていけないと言うくらいお世話になっているので全然許せます。
おかげで油もの調理へのストレスが3分の1くらいになりました。
出来る限り「みどり・緑・GREEN」なアイテムを
- ①キッチン家電
機能フル無視・みどり色前提のみで購入。
見たまんまです。めちゃくちゃ満足してます! - ②ダストボックス(ゴミ袋ホルダー)
どうしようも無い冷蔵庫横のデッドスペースを有効活用したくて、プラ・缶ペットボトル用のダストボックスを設置。
アースカラーが中心の落ち着いた色展開なので超おススメです。
- ③アジアン・アフリカンテイストのファブリック用品
みどり色と同じくらいアジアン・アフリカンテイストが大好き。
前出のみどり色家電と同じく、個人的にはこれくらいがバランスを取れているかなと思っています。
マライカやチャイハネで購入する事が多いです。 - ④キッチンクロス
手拭きタオル、シンク上の水あか対策、ワークトップやテーブルの掃除用のスポンジワイプです。
毎日使って洗うものだからこそ、乾きやすい素材をチョイスしています。
もちろん、これ以外にもみどり色グッズはたくさん。
なにひとつ文句を言わず私の意見を尊重してくれるオットに大感謝です。
気になるキッチンのアレコレ
台所図鑑の読者さんから「見たい!」というリクエストが多い収納と照明について。
びっくりするほど地味で申し訳ないのですが、築26年の賃貸マンションのリアルを隠さず公開します。
キッチン収納
- ①冷蔵庫
こんな恥ずかしい写真を公開していいのでしょうか。何の変哲もない我が家の冷蔵庫の中身です。
一番上の棚があると500mlのペットボトルが入らなかったので即処分。
空いた上のスペースが勿体ないので、100均でワイヤーネットと耐荷重1kgのフックを4つ付けて、本体上部に取り付けました。
真ん中(チルド上)は、作り置きや残ったおかずを入れられるよう常に空けています。
野菜室の写真はこちらをご覧ください。 - ②たまごの収納
扉ポケットの卵ケースって、めちゃくちゃ場所取るくせにたまご以外の物置きにくいですよね?
それがどうしても無駄に思えて、購入と同時に即処分。
ワイヤーネットの上だと、パックのままはもちろん、少なくなったら卵を出してそのまま立てることが可能です。
- ③シンク下収納(左)
扉部分に付いていた包丁入れは不要なので取り外し。
ワイヤーネットとボックスを付けて、掃除関係のグッズを入れています。
その奥には雑穀米と炭酸水のストックを(やはり湿気が気になるので、米びつは移動させました)。 - ④シンク下収納(中)
ここも同じくワイヤーネットとボックスを活用。
扉部分には粉末の中華だしやほんだし、わかめやきくらげなどの乾物、そしてスパイス類を。
中にも上下で仕切りを作り、上段はいりこや昆布などの出汁用乾物とボウル・ザルを重ねて。
下段はキャスターを付けたボックスに液体調味料と、そのストックを。 - ⑤シンク下収納(左)
ここは玉ねぎとじゃがいも、そして缶詰を入れるのみです。
スライドで引き出せるようになっており、奥にゆとりがあるので、滅多に使わないガスコンロを収納しています。
- ⑥引き出し上段
カトラリー類とラップ・フリーザーバッグ。
でもこれ、なんかしっくり来てないんですよねぇ。 - ⑦引き出し下段
主にキッチンクロスの予備を入れています。
手前に見えているのは、ほっこりばぁばぁさんからいただいた刺し子のふきん。
「可愛すぎて使えねぇわ!」と思っていましたが、今ではじゃんじゃん使っています!
- ⑧吊り戸棚(左)
食器類を外に出してしまうと掃除が面倒なので、丼ぶり以外の器は全てここに入れてます。
使いやすい物を各サイズ揃えただけで不自由ないので、これ以上は大幅に増やすつもりはありません。 - ⑨吊り戸棚(右)
こちらは鍋やフライパンなど調理器具がメイン。
ガラス保存容器はここに入りきれないほどありますが、ほとんど作り置きに使用して冷蔵庫に入っているので問題無いです。
我が家のフライパンはPFOAフリー一択。
テフロン加工・フッ素加工されたフライパンでの調理は、鳥飼いの禁忌です。
キッチン照明
新居用のアレコレを買いにニトリへ行った際たまたま目に入り、「ハーシーのキスチョコみたいでかわいいやん。もうこれでエエやん。」と、あまり深く考えず選びました。
リビングにもサイズと色が違う同じデザインの照明を付けています。
ただ、今となってはもう少し吟味して選べばよかったかなと、すこーしだけ悔いが残っています。
とりかい美術館さん愛用のルイスポールセンに心奪われたばかりなので、近々お迎えするかもしれません。
お気に入りキッチンアイテム
少し視点を変えて。
私の愛用品から、実際どのようにキッチンを使っているかノゾキミしてください。
自動開閉ゴミ箱
「キッチンに合う匂いが漏れにくい物」というだけで購入し、人感センサーはおまけ程度に考えていたのですが、使い始めるとめっっっっちゃ便利でびっくり。
ごみを捨てようと近づいただけで \はーい/ と勝手に開いてくれる動作がこんなにも便利だなんて思ってもいませんでした。
小さなストレスを無くしてくれるお助けアイテム。もう他のごみ箱には戻れません。
ニトリのワークテーブル
仕切りの無いキッチンなので、家電をどこに置くか悩んでいました。
レンジ台は見た目が好みじゃ無いし、収納がたくさんある棚だと圧迫感があるし…。
そんな時、近所のニトリでこれと出会って解決!
ニトリにしてはそこそこの値段でしたが、しっかりした造りなので安定感・重厚感ともにばっちり。
収納棚としてだけでなく、仕切りカウンター・調理台としても大活躍。
これが無いと我が家のキッチンは成立しません。
断トツナンバーワンの「買って良かったキッチングッズ」です!
デロンギ(De’Longhi)の全自動コーヒーメーカー・マグニフィカS
夫婦揃ってセブンカフェのカフェラテにハマり、ほぼ毎朝買いに行く日々。
ある日ふと計算すると、1ヵ月に8000円も費やしているではありませんか。
「家にあればいつでも好きな時に飲める!」
「牛乳とコーヒー豆を買うこと考えても余裕ですぐペイ出来るやろ!」
ってことで、買っちゃいました。
ミルクフロッサー付きでフォームミルクも簡単に作ることが可能。
ゴリゴリのコーヒーマニアで無ければ、このエントリーモデルで充分だと思います。
カフェラテ好きには最高の投資になりました。
これ以上キッチンに家電を増やすのは嫌だし、ワークテーブルに並んだみどり色の家電たちの邪魔になりそうだったので、和室にある主人の仕事机に置いてます。
三田みどりの台所拝見あとがき
いかがでしたか?って聞くのも恥ずかしいほど普通のキッチンでした。
ここに住んで約2年。
主人は転勤族なので、いつまでここで暮らせるかは分かりませんが、大家さんに「綺麗に使ってくれてありがとう」と言ってもらえるように。
そして、何かを買い足すわけではなく「物は少なく掃除がしやすい」を目標に、これからも台所作業を進めていきたいと思います。
あーっ!
引っ越ししたくねぇ~~~~~!!!
ABOUT:三田みどり
関西在住の30代。
長年繊維業界(服飾雑貨)で働いてきた仕事大好き人間。
企画・営業・海外での折衝・生産管理・輸出入のあれこれだけでなく、メディア対応や紙媒体の校正まで幅広く従事。
好きな素材は綿ポリ。嫌いな言葉はピリング。
バードライフアドバイザー(BLA)3級の認定を持つ愛鳥家。
all photo by 三田みどり
2022年1月28日記事リライト