アンティーク・骨董品大好き!|和洋ミックス得意なハイセンスお台所

- Req(りく)さん(50代女性/クリエイター)
- 香川県にある戸建て住宅(2LDK/2階建て)/ご本人と犬のハク
- クリナップのシステムキッチン(ラクエラ)IH側は造作/II型
※2021年12月時点の情報です
楽しむ事をサボらない!アンティーク好きのお施主

人はどのような生活観念を持ち暮らしているのか?
その答えはズバリ、生活感が出やすいキッチンにあり!
十人十色な住人さんの「生き方」や「趣味趣向」を、家で一番生活感が出るであろうキッチンからノゾキミさせてもらおう!
という好奇心からスタートした「台所拝見」。今回は、お仕事の傍らキャンディーブーケのアーティスト活動をされているReq(りく)さんが主人公。
Reqさんは、大のアンティーク・骨董品好き。気になるアンティークショップは遠くても必ず足を運び、ご縁を感じた物は家族に迎え続ける日々。
そうやって「いつか家を建てる時のために」と少しずつ集めた家具や建具たちは、念願のマイホームを建てた今、各部屋で大活躍しています。
──こんなに素敵なお家・お台所を造り上げることが出来たポイントはありますか?
Reqさん:私は若い頃から色んな骨董品をたくさん見てきました。そこから得た感覚や、昔から得意だった和と洋をバランスよくミックスするアイデアが家づくりに活かせたのかもしれません。
家を建てる準備期間は長かったほうだと思います。設計図に携わるようになってからも2~3年はかかったので…トータルで5年ほどでしょうか。
途中で何度も「やっぱこうしたほうがいいかな」と変更が何度もあったのも一因で。
──5年も!それは大変でしたね!
Reqさん:じつは、お世話になったのは大工である甥っ子の工務店なのです。だからすこ~し甘えちゃって(笑)置く物中心で家づくりが進んだので、「ドアはここに使って!」「この家具はここに置くから、これだけ寸法空けておいてね!」など、たくさん要望を出すワガママな施主でした。
でも、家を建てるなんてイベント、一生に一度ですから。物わかりの良い施主にならなくてもいいですよねぇ?我が家は各階、一部屋ずつの小さな家。まだ完成していないので、これからのんびり造りあげていきたいと思っています。
テーマは「昭和レトロだけど実用的なキッチン」

Reqさん:お台所を作るうえで「昭和レトロ」は絶対に外せないテーマでした。でも、水回りは毎日使う場所。いくら見た目に満足していても、実用的でないと意味がありません。なので、
✓シンク側は、予算を抑えて掃除しやすく実用的
✓コンロ側は、私の思う理想的な昭和レトロ
と、重視するポイントを分けて作りました。
実用性を重視したシンク側


Reqさん:シンクはクリナップのラクエラを選びました。理由は第一にお値段、第二に昇降式の食器乾燥棚があったこと。私は食洗機が苦手な手洗い派です。でも、シンク上に置く水切りラックなどではなく、食洗機のように見えない外から見えず乾かしたい。
そう思っていたところ、ラクエラに高さ50cmから対応している昇降式の食器乾燥戸棚があると知ったのです。お台所の上にロフト的な物置き部屋を作ったこともあり、一般的なお家より天井が低く、普通の昇降式だと高さが合わなかったので、とても助かりました。

お台所の上にロフト?物置き部屋?って、なんだか珍しいですね。



横の縁側にある階段を上がると、物置き部屋へ入ることが出来ます。


昭和レトロを重視したコンロ側






Reqさん:コンロ側の作業台は家具職人の賀川淳さんに造作してもらい、セラコアさんで購入したタイルを自分達で施工。タイルの目地はグレー、コンロ・レンジフードまわりもグレー地の花柄を選び、昭和レトロにこだわりつつ汚れが目立たない効果も狙いました。
コンロはアイリスオーヤマの200vのIHで、2万円代とお手頃価格でしたが、火力は充分!その代わりレンジフードはちょっと奮発して、専門メーカーである富士工業のGiglio(ジリオ)というお品を選びました。ビンテージ感のあるビジュアルはもちろん、ファンに付着した油を遠心力で分離しオイルトレーに集めるという、お手入れのしやすさも気に入っています。
食器を並べている棚は、ホームセンターで板を買ってDIY。窓は二重サッシを付けて、さらにアンティークの建具を入れたので結果的に三重になりました(笑)



富士工業のレンジフードは自宅サウナーの蒸風呂好太郎さんも選んでた。ビジュアルも機能もサイコーのレンジフードばかり。お手入れがしやすい仕様っていいなぁ。
\レンジフード、交換出来るんですよ~! /
──ご自身でDIYされた個所も多いんですね。
Reqさん:そうなんです。キッチンに限らず、「自分で出来ることは自分で」をモットーにしています。お金を掛けたいところはドカンと。我慢するところは我慢して、自分で出来る範囲でDIYなり工夫するなり、シンプルに我慢するなりと。お金は無限にあるわけではありません。「どこにお金を掛けたいか?」を事前によく考えておくのは大切だと思います。
どうしてる?気になるキッチンのアレコレ
台所図鑑の読者さんから「見たい!」というリクエストが多い収納と照明についても伺いました。
キッチン収納






Reqさん:シンク側は、東京のアンティークショップで購入した水屋箪笥と、岡山にある雑貨・照明・家具のメーカー「アクシス」さんで購入した自由に形を変えられる棚を組み合わせて収納スペースを作りました。
水屋箪笥にはお気に入りのグラスやコップを中心に。棚のかごにはカップ麺や乾物・調味料のストック・スナック菓子やおつまみを入れています。
かごで収納すると視覚ノイズも無くなり、ポイッと放り込むだけで片付くのでとってもラクチン。
シンク下にはアンダーシンク型の浄水器、他の収納部分には主に調味料やカトラリーを入れています。
コンロ側は昭和な感じにしたかったので、昔っぽく並べて見せる収納を心がけました。DIYした棚には、お皿やボウルなど食事に使う器をメインに。造作してもらった作業台の下に、フライパンやお鍋・炊飯器などの調理器具をまとめて入れています。
キッチン照明




Reqさん:まずは窓上の照明から。吊り下げの土台は、観音寺市にある手作りインテリア雑貨のお店「オールドファクトリー」さんに製作をお願いしたもの。照明は、前出の「アクシス」さんで購入しました。レトロ同士が合わさって、めーちゃくちゃ可愛い!
ダイニング側のシャンデリアは、東京にあるアンティークショップ「ザ・グローブ」さんで、家を建てる3年前に購入していました。シャンデリアってどちらかというと煌びやかで派手なイメージですが、この子は墨黒で渋いお色。細かいお花の細工にうっとりしてしまいます。
──3年も前から!その間どちらで保管されていたのでしょうか?
Reqさん:1年はお店で、もう2年は大工の親方である甥っ子の倉庫で保管してもらったんです。預かってもらったのはこのシャンデリアだけじゃなくて、昔からコツコツ集めてきた玄関扉・リビングやトイレのドア・ウォークインクローゼットの大きな古いタンス、その他もろもろたーくさんです(笑)
お気に入りキッチンアイテム、教えてください
少し視点を変えて、Reqさんの愛用品から実際どのようにキッチンを使っているかノゾキミさせてもらいましょう。
リブラブ高松さんで購入したコーヒードリッパー


少しお値段がお高めでしたが、コップのサイズに合わせて高さを調整出来る仕様と、シンプルで無骨なデザインに惚れ込んで購入しました。
ドリッパーにこだわるほどコーヒーが好きで、毎日飲んでます。
毎日使う物・身の周りに置く物って、やっぱり気に入った物がいいですよね。
このドリッパーのおかげで、コーヒー1杯飲むだけでとても幸せな気持ちになれます。
フリーマーケットで購入したすり鉢


お花の型押しデザインが珍しく、4000円ほどで購入しました。
このすり鉢では主に、冷や汁を作ります。
鯛をいただいた時や余ってしまった時に、お魚を少し焦がして焼き、ごまなどの薬味も加えてグリグリと。
夏バテしている時でもあっさりいただけるのでおススメです!
ミキサーでも作れるとは思いますが、亡くなった母がすり鉢を使って冷や汁を作ってくれる姿を見てきたので、私にはすり鉢が心地よいのです。



フリマが大好きでよく行っていましたが、このご時世で開催が無くなってしまい寂しい日々を過ごしています。
和・紋(Wamon)IM 半月プレート


我が家で一番活躍しているお皿ではないでしょうか?
お客様へのおもてなし料理にもバッチリ、縁側でモーニングする時のプレートとしてもバッチリ!和食と最高の相性で、おせち料理が合うのなんのって。
このプレートに乗せるだけで、お料理がビックリするほど素敵になってくれるので、波模様と花模様を5枚ずつ買ってしまいました。本当におススメのお皿です!




Reqさんの台所拝見まとめ


一生に一度の大イベントであるマイホーム作りに妥協は無し!大好きなアンティーク家具を時間を掛けて厳選し、ご自身の理想を具現化された唯一無二の空間。
使い易さと嗜好をマッチさせたキッチンは、お見事としか言いようがありません。
Reqさん:シングルマザーなので、とにかく息子を育てるため必死に仕事を頑張ってきました。子どもに手が掛からなくなり「今の年齢ならまだ夢を叶えられる!」と、決死の覚悟で念願のマイホーム造りをスタート。自分の家を持って、改めて思います。家っていいなぁって。ほんとに。エネルギーがあるなーって。そんな家に携わる仕事をするのが、私の次なる夢です!



むしろ今もインテリアに関するお仕事をされてるかと思っていました。こんなとんでもないセンスがあるんやもん、その夢叶うと思いますー!!!



ほんとに。オファーするとき「絶対プロの人やん、断られたらどうしよう」ってめちゃくちゃビビってました。
Reqさんのインスタアカウントでは、家作りの開始時から今に至るまで、目が飛び出るほどセンス溢れるアレコレを紹介。気になるかたは是非ご覧になってください。
Reqさん、ありがとうございました!
ABOUT:Req(りく)


うどん県でチャイクレちゃんとのんびり過ごしています。
アウトドアも好き、ハンドメイドも好き❤
もちろん、うどんも大好きでーす ❤
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