めんどくさがり屋の本好きママ|オープン収納でモノがすぐ手に取れるお台所
- kiakaさん(40代女性/主婦・子育て支援スタッフ)
- 盛岡市にある築20年弱の賃貸アパート(3LDK)/夫婦と子どもの5人暮らし
- ベルテクノのセクショナルキッチン/対面I型(約210cm幅)
※2022年9月時点の情報です
台所仕事は「いかに無駄を省けるか」が重要なのです
人はどのような生活観念を持ち暮らしているのか?
その答えはズバリ、生活感が出やすいキッチンにあり!
十人十色な住人さんの「生き方」や「趣味趣向」を、家で一番生活感が出るであろうキッチンからノゾキミさせてもらおう!
という好奇心からスタートした「台所拝見」。
今回の主人公は、主婦のかたわら月に数回、子育て支援スタッフとして活動されているkiakaさん。
教育や子育てに関わるかたを対象に、整理収納の知識・技術を伝える「整理収納教育士」の資格認定者でもあります。
そんなkiakaさんは、大の本好き。
きっかけは、絵本をたくさん読み聞かせてもらった幼少期にあります。
文章の面白さに目覚めたkiakaさんは、小学生に上がるとさまざまな雑誌を購入するように。
するとどうでしょう。
ぺらりとめくるだけで、自分の知らない、でもたしかに存在する世界が、インクと紙の香りとともにギュッとつまっているではありませんか。
疑似体験を楽しむかのごとく夢中で読み進めた少女は、立派な「本の虫」に成長。
いまでは片づけやインテリア関連をはじめ、小説・児童文学・国際政治情勢・経営など、幅広いジャンルの本を集めているのだとか。
読んだ数だけ、自分では知り得なかった世界に出会える。著者さんの考え・経験・想い・知識などをおすそ分けしてもらえる。
それが本のよさですよね。
なかでも「図鑑」と名の付く本が大好き。
おかげで「台所図鑑」さんに出合うことができました。
そうなんです。
今回のオファーは、kiakaさんのインスタで私たちの書籍『台所図鑑』を紹介してくださったことがきっかけ。
後ろに写るお台所がステキだったので、図々しくもお声掛けしちゃいました。
それでは早速、kiakaさんのキッチンをノゾキミさせてもらいましょう。
テーマは「モノがすぐ手に取れるキッチン」
片頭痛持ちで寝込むことの多いkiakaさんが大切にしているのは、おもに2点。
「よく使うモノの導線を意識する」と「どこにあるか分かりやすい配置を心がける」です。
よく使うアイテムはオープン収納にして、ワンアクションで取り出せるように。
こうすることで、誰がキッチンに立っても作業がしやすくなります。
以前のお住まいではキッチンボードを活用していたものの、扉や引出しの開け閉めが小さなストレスになっていたというkiakaさん。
もっと簡単に収納したいと思っていたところ引っ越しが決まり、どんな家具を置いたらいいのか、どうすれば家族全員が作業しやすいのか、自分好みにできるかなどをノートにまとめて作り上げたのだそう。
もちろん、昔から好みとおりに収納できていたわけではありません。
ライフスタイルや住まいに応じて、少しずつブラッシュアップを重ねた結果「あれどこにある?」と家族から聞かれる回数も減ったのだとか。
片頭痛持ちという理由はもちろんなのですが、元来の性格がめんどくさがり屋!(笑)
とにかくアクション数を減らしたい思いでこうなりました。
お気に入りポイント①:キッチンから見た風景
お気に入りとして挙げた理由を尋ねると「意識はしていなかったのですが、やはり本が好きなのだと思います」との返答が。
決して楽しいとは言えない台所作業中、ふと視線をあげた先に本棚がある。
その風景が、kiakaさんを無意識に癒してくれているのです。
お気に入りポイント②:背面のオープン収納
「モノがすぐ手に取れるキッチン」の顔である背面収納には、以前のお住まいでクローゼット代わりに使っていたシェルフを再利用。
棚板・バスケット・壁掛け収納ボックスなどをフローリングの色に合わせることで、一体感が生まれています。
どうしてる?キッチンごみ分別と照明
家族5人分の食事を用意すると、たった1日でも相当な量のごみが出るようす。
そこで、kiaka家のキッチンごみ分別事情と、台所図鑑の読者さんから「見たい!」というリクエストが多い、照明についてうかがいました。
5人家族のキッチンごみ
- プラごみ
出る頻度が高いうえにかさばるプラごみなので、「ある程度大きさが必要」と割り切り、すぐ捨てられるように口の大きいものをチョイス。
こちらは山崎実業の分別可能な目隠しワゴンで、目に入っても気にならないデザインが気に入っているとのこと。 - 生ごみ・可燃ごみ
フックを利用して、シンク側のキャビネットに袋を吊り下げ。
換えの袋も一緒に並べておくことで、交換時の動きがスムーズになります。 - ペットボトル・缶瓶・生ごみ可燃ごみ
2つのごみ箱にペットボトルと缶瓶を。
右側のビニール袋には、2で溜まったごみをまとめてポイ。
2の臭い対策として消臭剤を置いているおかげか、今のところ悪臭がしたことはないのだとか。
不燃ごみは頻繁に出ないこともあり、背面収納のシェルフにフック+ビニール袋をかけて、ある程度溜まってから捨てています。
キッチン照明
主照明は機能重視のシーリング・ダウンライト。
ダイニング側にデザイン性のある照明を補助的に設置することで、気分を高めて。
いままでのインタビューでも、このように使い分けているかたが多かったように思います。
kiakaさんもメインは既存のシーリングライトを使用し、少しだけ明るくしたい時はリビングにあるIKEAで購入したランプを灯すのだそう。
お気に入りキッチンアイテム、教えてください
少し視点を変えて、kiakaさんの愛用品から実際どのようにキッチンを使っているかノゾキミさせてもらいましょう。
「さささ」の和晒ロール
台所作業をしていると、キッチンペーパーをよく使いがちですよね。
必要だから使っているものの、何枚もすぐ捨てるのがもったいないと常々思っていました。
そんな時にSNSで見つけたのがコチラ。
野菜の水分を切ったり、おむすびをにぎったり、出汁を濾したり。簡単に洗えてすぐ乾くので、煮沸消毒をしながら繰り返し使っています。
汚れがひどくなったらウエス(雑巾)にして、ここでようやくお役御免。ちょっと高かったけど、「モノ」としての寿命をきちんと全うさせてあげられる、気持ちよく使える商品です。
\設置方法いろいろ /
ambai(アンバイ)の玉子焼き用フライパン
卵1つできれいに焼ける便利アイテム。
我が家では2つの卵を使い、夫と長女2人分の玉子焼きを作ってお弁当に入れています。
これを使うと簡単に玉子焼きが作れるので、料理が苦手な人にもおススメ。
お弁当作りのハードルをちょっとだけ下げてくれる、私の相棒のような存在です!
無印良品のステンレスワイヤーバスケット
5人分の食器類を入れるのにちょうど良い大きさで、水切りカゴとして愛用しています。
キッチン用ではないものの、錆びたりせず問題無く使えているのは「さすが無印良品」といったところでしょうか。
乾いた食器類を棚に戻したあとは、カウンターへ移動。
ワークトップに放置しないことで作業スペースを確保でき、のびのびと台所作業を進められています。
\サイズいろいろ /
kiakaさんの台所拝見まとめ
実は現在のお家は仮住まい。
以前住んでいた持ち家は、転勤の際に賃貸へ。また戻って来たものの、賃貸の契約満了日はもう少し先なのだとか。
最後に「もとのお家へ戻ったらやりたいこと」をうかがいました。
以前のキッチンも対面型なので、戻ってもいまと同じような配置にする予定です。
少しだけ横幅が広くなることもあり、無印良品のステンレスユニットシェルフの付属品を購入して背面収納を増やそうかなと思っています。
そしていつかは、憧れのアイランドキッチンにリフォームしたい!
「図鑑」で繋がったご縁に感謝します。
kiakaさん、ありがとうございました!
ABOUT:kiaka
40代主婦。
月に数回、産前産後支援のママスタッフをしています。
昔はダンスのインストラクターだったことも。
いまは、本を集めたり読むことが好き。
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