ゆるミニマリストのお台所|最小限ではなく、心地良い数での暮らしを大切に

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キッチン インテリア
ゆるミニマリストのお台所|最小限ではなく、心地良い数での暮らしを大切に
  • 誰の台所?:ponpocoさん(30代女性/ゆるーいミニマリスト)
  • 間取り:リビングダイニングキッチン(キッチンは約4畳)
  • 設備:キッチンハウスのシステムキッチン/ペニンシュラI型(約2550サイズ)
  • お家と住人:築4年のコンパクトハウス/夫婦と子どもの4人暮らし

※2022年2月時点の情報です

この記事を書いたのは:三田みどり

緑色が大好きなアラフォー主婦で、このサイトの運営者。

服飾雑貨業界でものづくりの企画営業&生産管理をしていたこともあり、作り手さんの妙を感じるとイチイチ感動しがち。

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手間を減らして快適に|ミニマルライフは数より質

ミニマリスト キッチン

人はどのような生活観念を持ち
暮らしているのか?その答えはズバリ
生活感が出やすいキッチンにあり!

十人十色な住人さんの
生きかたや趣味趣向を、
家庭でいちばん生活感が出るであろうキッチンからノゾキミさせてもらおう

という好奇心からスタートした台所拝見
今回は、ご自身を「ゆるーいミニマリスト」と称するponpocoさんが主人公です。

ponpocoさんが部屋づくりにおいて大切にしているのは、「見た目の美しさにこだわりすぎず、自分と家族が笑顔で過ごせる空間を目指す」こと。
モノを厳選するのはもちろん、インテリアに統一感を持たせることで、スッキリとした空間をキープしています。

──ミニマリストになったきっかけを教えてください。

ponpocoさん:シンプリストである母と、天然のミニマリストである夫の影響が大きいです。モノが少なくても快適に暮らしているふたりを見て、「モノが無くても意外と何とかなる。どんなにたくさんモノを持っていても、きちんと使わなければ意味がない」と思うようになりました。
モノをきちんと使っていなかった過去を反省し、試行錯誤しながら持ち物を厳選していくなかで、本当に必要なモノや大事なモノがすこしずつ分かるようになっていきました。

──なぜご自身を「ゆるい」ミニマリストだと?

ponpocoさん:モノの数にこだわるよりも、手間を減らして快適に暮らしたい。最小限のモノではなく、自分にとって心地良いと感じられる数で暮らしているからです。ただ、ミニマリストという肩書きにこだわりがあるわけではありません。

テーマは「テクニック要らずで、誰でもスッキリ片付けられるキッチン」

──台所づくりでこだわっている点、意識している点を教えてください。

ponpocoさん:モノと収納グッズをなるべく減らし、置くだけで整って見えるキッチンを目指していますが、見た目の美しさよりは使いやすさと清潔感が第一。使用頻度の高いキッチンツールはコンロ横で引っ掛け収納しますし、家電も隠さず置いています。
外に出すモノはインテリアと馴染むカラーに統一することで、視覚情報を減らしてスッキリ見えるように工夫しています。

ミニマリスト キッチン

──不便だと思われている点はありますか?

ponpocoさん:いて言えば(私の背が低いので)脚立を使わないと食器棚の上まで手が届かないことでしょうか。ただ、食器の数は少ないですし、防災面を考慮すると高い所にはモノを置きたくないので、不便と感じているわけではありません。

ミニマリスト キッチン

お気に入りポイント①:キッチンハウスのペニンシュラキッチン

ミニマリスト キッチン

kitchen house(キッチンハウス)は、素材・品質・デザインに定評のあるオリジナルシステムキッチンメーカー。
オーダーキッチン・カスタムキッチンが主力で、希望に合わせてカスタムできる点が多くのユーザーに支持されています。

──システムキッチン自体が主役になっているというか、とにかく存在感がありますよね。シンプルなのにハイセンスで、ponpocoさんのキッチンにとってもお似合いです!

ponpocoさん:ありがとうございます。ミーレの食洗機が入るグレーのペニンシュラキッチンにすることは早い段階で決まっていて、ハウスメーカーさんから提案されたのがキッチンハウスでした。
クッカーは「IHだとお手入れは簡単だけど、フライパンを振っても火が当たらないから物足りない。停電時に使えなくなるのも気になる」という夫の意見で、ガスコンロに。面材は青みがかったグレーをチョイスしたことで、インテリアに馴染む落ち着いた雰囲気になりました。

お気に入りポイント②:時短家事の味方!ミーレの食洗機

ミーレ(Miele)の食洗機、特筆すべきはその大容量っぷり。食器やカトラリー類だけでなく、お鍋やフライパンもまとめて洗うことが可能です。
フロントオープン式のおかげで洗浄前後の出し入れもスムーズにおこなえるのも嬉しいポイント。

──キッチンハウスにミーレの食洗機。うらやましいです!

ponpocoさん:買って良かった家電ナンバーワンは、間違いなくこの食洗機です。食器洗いがラクになっただけでなく、手洗いに比べて仕上がりも抜群にキレイ!手触りが全く違います。高価ではありますが、見合う価値は確実にあると思います。

──気になる点はありますか?

ponpocoさん:(個人的にはありませんが)あえて挙げるとすれば、洗浄に時間がかかること・電気代がかかること・食洗機周りの棚が熱くなること……くらいでしょうか。これはミーレだけでなくほかの食洗機も同じかもしれませんね。

ゆるミニマリストのキッチン収納

台所図鑑の読者さんから「見たい!」というリクエストが多い収納について。
お気に入りポイント①で紹介した、ペニンシュラキッチン付属の収納をメインにうかがいました。

ponpoco流キッチン収納:必要なモノだけを、よく使う場所に置く

①シンク下収納(上段)
ボウル類はあえて重ねずに置き、スペースを節約より取り出しやすさを重視しています。
ラップはそのままが一番使いやすいので、ケースに詰め替えることはしていません。

②シンク下収納(下段)
水を入れて使うことが多い鍋類は、シンク下がベストポジション。

③コンロ下収納(下段)
フライパンは、取り出してすぐ使えるコンロ下がベストポジション。
底板のキズ防止のために滑り止めシートを敷いています。

④スパイスラック
調味料は小さいサイズを選んで、無駄なく使い切るのが好き。
詰め替え用が売っているものは統一感のある容器に入れ替えていますが、油などはそのまま使っています。

⑤カトラリー収納(背面収納上段)
標準仕様の仕切りをかし、スプーンやフォークのを仕切り板の上に置くことで取り出しやすいように工夫しています。
滑り止めシートを敷いているため、子どもたちが勢いよく開けてもズレません。

お気に入りキッチンアイテム、教えてください

少し視点を変えて。
愛用のキッチングッズのエピソードから、ponpocoさんがどのようにキッチンを使っているかをノゾキミさせてもらいましょう。

水切りマット

ミニマリスト キッチン

お手入れが大変な水切りラックは手放し、洗濯可能な水切りマットを愛用中。
2枚を交互に使い週に1~2回丸洗いしていますが、吸水速乾素材のおかげでキッチンの壁に立て掛けておくといつの間にか乾いてくれます。
わが家は食洗機をメインで使っているので、少量の手洗いならこちらで充分です。

キッチンツール

料理が苦手なので、自分のモチベーションを上げる為にも、キッチンツールは美しくて実用性の高いモノを揃えています。

①と②はいずれも5年以上愛用している柳宗理
私のブログでもお伝えしている「シンプルで美しいモノは実用性を兼ねる場合が多い」という持論のきっかけになったブランドです。
トングレードルスキンマーは言わずもがな。パンチングストレーナーは洗いやすい・拭きやすい・臭い移りの心配が無いと三拍子揃っています。また、目詰まりがほとんど無いのも良いですね。

③はいずれも貝印セレクト100。こちらも5年以上愛用しています。
キッチンばさみは軽くて切れ味が良いだけでなく、分解して洗うことが可能な優等生。薄いお肉やウインナーなどは、まな板も包丁も使わずこのキッチンばさみだけを使ってカットしています。
そしてピーラーは、野菜の皮むきが嫌いだった私を助けてくれた救世主。びっくりするほどスルスル皮がむけるので、もうこれ以外は使えません!

食器類

白×ブルーを中心に、本当によく使うモノだけを揃えています。ブランドにこだわりは無く、どれもネットや近所で手に入る食器ばかり。
ミニマルライフを始める前は、あまり使っていない食器がたくさんありました。いまは足りないモノもいらないモノも無くて、とても心地が良いです。

「何事もゆる~く」がわが家のスタイル

ミニマリスト キッチン

──ブログやSNSでもコンパクトハウスの魅力を発信されていますが、どのような点がメリットと感じていますか?

ponpocoさん:あくまでも私個人の意見になりますが、面積が狭いので掃除がラクなこと、光熱費が抑えられること、家賃や購入費用(持ち家なら固定資産税や修繕費も)が抑えられること、などでしょうか。
デメリットである圧迫感や収納スペースの少なさはモノを減らすことである程度解決できますし、視点を変えると「モノが厳選される」というメリットにもなります。

──ミニマルライフを続けるにあたり、ponpocoさんが大切にしていることはありますか?

ponpocoさん:シンプルに暮らすには家族の協力が不可欠ですが、ルールを厳しくし過ぎず、相手に求め過ぎず、ゆるーく考えることがお互いストレスを溜めずに済む方法かな、と。何事もゆるーくゆるーく。スペースもルールも、ゆとりを持つのがわが家のスタイルです。
これからも、自分と家族が快適に暮らせるちょうど良いバランスを探していこうと思います。

三田みどり

誰に対しても価値観を押しつけず、各々おのおのの意見を尊重するponpocoさん。
ミニマリストとしてではなく、親として、そして人間として、その考えに共感される人は多いのではないでしょうか。

ponpocoさん、ありがとうございました!

ABOUT:ponpoco

ponpoco ぜいたくゆるミニマリスト

ゆるーく自分なりのミニマルライフを楽しむ30代。コンパクトハウスで家族とのんびり暮らしています。
本当に好きなコトに時間とお金を使いたい。

ミニマルファッション&インテリアについて綴ったブログ「ぜいたくゆるミニマリスト」をマイペースに運営中。

all photo by ponpoco

\台所図鑑の書籍、好評発売中 です!/

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