ヴィンテージマンションをたのしむ|外国のアパルトマンのようなタイルキッチン
- 串田マリアさん(40代主婦/ファッションブロガー)
- 東京都にある約築40年のヴィンテージマンション(1DK)/夫婦と犬1頭
- メーカー不明のシステムキッチン/コの字型
ミニマリストでコラムニストで整理収納アドバイザーの40代主婦。夫と猫と犬(聴導犬の候補犬)と1DKの激狭賃貸マンションで暮らしています。
連載:Yahoo! クリエイターズ・ガジェット通信・東洋経済オンラインほか
懐かしさと暮らしやすさをあわせ持つ、築40年のヴィンテージマンションの台所
串田マリアさんはLivedoor公式ブロガーとしてファッションブログを運営されています。
読者として気づいてしまったのですが、服のコーディネートはもちろんのこと、チラリチラリと映り込むご自宅のインテリアも、とってもとっても素敵なのです。
旦那さまと愛犬の、2人と1匹で暮らす都内の1DKのヴィンテージマンションは、築年数は40年程度と決して新しくはありませんが、当時の面影を残しつつも、設備や間取りは暮らしやすくリフォームされています。
新築マンションには出せない、懐かしさや味わいを感じさせるキッチンはとても魅力的。
80年代っぽいコの字型キッチンに、モノトーンの組み合わせがおしゃれやん〜〜!!
人はどのような生活観念を持って生活しているのか?その答えはズバリ、生活感が出やすいキッチンにあり!
ということで、十人十色な住人さんの「生き方」や「趣味趣向」を、家で一番生活感が出るであろうキッチンからノゾキミさせていただきます。
キッチンのテーマは「海外のアパルトマン」
串田マリアさんにお聞きすると、キッチンのテーマは海外のアパルトマンだそう。
ぼんやりと、昔短期滞在していたアメリカのボストンの古いアパートメントを想像しています。
コの字型のシステムキッチンは、黄味がかった優しいオフホワイトの色合いや、取っ手の形状などなつかしさを感じさせます。
それを引き締めるのが、壁一面の黒のサブウェイタイルと、床のストーンタイル。
クッションフロアやキッチンパネルなど、メンテナンスしやすく価格もお手頃な、日本でおなじみの建材が使われていないことが、テーマの海外のアパルトマンっぽさをアップさせています。
しかも黒のキッチンタイルは、汚れも目立ちにくく掃除もしやすいとのこと。
キッチン家電は白で揃えて、テイストを揃える
キッチン家電は、白で統一。
シルバーのトースターや赤い炊飯器など、色にばらつきを出さないことで、インテリアに統一感が生まれます。
黒の割合いの多いキッチンに、白の割合を増やすことで、台所に軽やかさも加わりました。
キッチンツールは木製とガラスをセレクトしてナチュラルに
アクセントになる小物(トレイ、カッティングボード、スパチュラなど)は木製を選び見せる収納に。
モノトーンのキッチンにナチュラルな色味で、温かさが加わります。
もちろん飾るだけではなくて、実際に使っています。
樹脂製の白いまな板や、赤い柄の付いたおたまなど、日本でお馴染みのキッチンツールを目に見えるところに置かないから、外国っぽさが出るのね。
テーブルトップの保存容器は、ガラス製のものを。
プラスチック独特のチープさがなく、こういう小さなこだわりを積み重ねることが、インテリアの統一感をアップさせています。
ル・パルフェのガラス保存瓶をパスタ入れ、調味料入れとして使っています。
特にパスタケースはしっくりしたものがなかったのでこれを見つけたときは歓喜しました♩
吊り戸棚はあえて空間を設ける!収納ボックスはIKEAで揃えて外国っぽさキープ!
備え付けの収納も拝見。
吊り戸棚の最上段はあえて荷物を入れずに、手の届く範囲だけに収納されていました。
吊り戸棚の最上段は、引き出物の食器や、古くなったタッパー(保存用機)、駅弁の釜飯の容器など、使用頻度の低いものや、使わないけどいつか何かに使えそうなものをテトリス状に詰め込みがち。
自分でも何を詰めたか思い出せない、魔窟になりがちです。
こんなふうに潔く、手の届かないところには何も置かないというのが正解かも。
キッチン小物の収納ボックスは、IKEAで統一。
IKEAは北欧のインテリアブランドなので、キッチンインテリアの統一感をそこないません。
見えないところまで外国のアパルトマンのよう。
カラフルなお鍋は隠して収納して、キッチンの統一感を損なわない
システムキッチンの下部収納も見せていただきました。
なんとそこには、カラフルなお鍋や使い勝手の良さそうなフライパンやお鍋がズラリ。
全部モノトーンなのではなく、色付きのものは見えないところに収納していたのね!
キッチン用品を全てモノトーンで揃えるのは、買い替えの費用もかかるし、調理器具が全てモノトーンとは限りません。
そんな時は見せたくないものを棚の中に入れ、見せない収納をすれば解決です。
キッチン照明のセンサーライトは、少しだけ不便
キッチン照明は前の居住者がリフォームした、非接触型の照明(センサーライト)になっています。
手をかざすと点灯し、光の強弱も非接触で調整が可能。
手が汚れるキッチンで非接触のライトはとても便利ではあるのですが、ケトルの強い蒸気や、スマホの電波?に反応して、勝手に点いたり消えたりすることもあったりと、通常のライトにはない不便さもあるようです。
なので、スマホはあまり持ち込めません。
ガラスドアの冷蔵庫は、マグネットがつかないところがお気に入り!?
お気に入りのキッチン家電は、冷蔵庫。
引っ越し時に持っていたものが入らなくて、ちょうど入る大きさのものに買い替えたのですが気に入っています。
最近の冷蔵庫は、ガラスドアが主流になっているためマグネットがつきません。
真っ白なカラー、シンプルなデザインはもちろんのこと、マグネットがつかないことで無地を維持できるところが、お気に入りポイントだそう。
機能が減るって不便なはずなのに、そこがお気に入りっていうのは、意外でした。
コーヒーメーカーのそばに関連アイテムをまとめてカフェコーナーに
キッチンの手前側にある、コーヒーグッズを集めたコーナー。
コーヒーメーカーは、豆から挽けるツインバードのものを愛用中です。
その隣にはコーヒーを淹れるのに必要なアイテムを白いトレイにまとめてあります。
ほこりがつかないように使っていない時は、上からZARAHOMEのワッフルクロスをかけてカバーしています。
まるで外国のキッチンみたいな、流行り廃りに流されない凛とした佇まいが素敵です。
楽しみながら丁寧にキッチンを、整えておられるのが伝わりました。
懐かしさはあるけど、古臭さはない、とこが最高!
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マリアさん、ありがとうございました。
ABOUT:串田マリア
犬が好きな主婦。Livedoor公式ブロガー。
ファッションブログ「品よくまとめるワードローブ」にて、シンプルで女性らしいアラフォーファッションとライフスタイルの記事を書いています。
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all photo by 串田マリア